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エーミング始めます。(キャリブレーション)

2020.12.20

前回に引き続き、特定認証ネタ。

国の認証を取ったことでエーミング(キャリブレーション)が可能になりましたが、実際にエーミング(キャリブレーション)するためには機材が必要。

ターゲットを紙に印字してホワイトボードに貼り付けてエーミングすれば機材を買わなくてもいいじゃん、って話もありますが、あきらかに精度が低いし、何しろセッティングに時間がかかる。

精度の低いエーミングだと、作動しなければならないタイミングで自動ブレーキやステアリングアシストが作動しなかったり、作動してはいけないタイミングで勝手に誤作動を起こすことがあり非常に危険だと某講習会で聞いて、紙とホワイトボードの組み合わせは自分の中ではボツ。

実際に自動ブレーキ誤作動による事故の報告が国土交通省に報告されているそうです(2020.11.15加筆)

また、自動車メーカーによってはストライクゾーンがかなり広く、ターゲットの位置を正確に設置しなくてもスキャンツールには 「エーミング完了」 と表示されてしまうとのこと。

某アカデミーでもフロント車軸から2メートル前方にターゲットを設置したターゲットが1.3インチ(3.3センチ)下方にずれた状態でエイミングしてしまうと、本来は100メートル先の自動車を検知できるのに、65メートルまで近づかないと検知できなくなると作業精度の重要さを訴えてたし。

まぁ、キャリブレーション(エーミング)の本来の目的を考えれば、ストライクゾーンど真ん中にキャリブレーション(エーミング)しないと意味がないわけで。

ということで、きちんとした機材を揃えて準備が整い次第、キャリブレーション(エーミング)を始めます。

余談

海外のサイトでADASの情報を集めていると「エーミング」って言ってるのは日本だけのようで、海外では一般的に「キャリブレーション」とか「リキャリブレーション」と言われてるようです。

日本の整備業界はガラパゴスとよく言われますが、最新作業の名称もやはりガラパゴスなんですね 笑

誰が言い始めたんでしょうね、エーミングって。

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